ビジネス本

キンコン西野さんの本を読んで、“桶屋が儲かった要因”を突き止められる人が勝てる人なんだなと思った。

キンコン西野さんに対する先入観

人間の価値観なんて、照明のスイッチをパチパチするように簡単に変わるんだなと改めて実感した。

というのもぼくはキンコン西野さんが嫌いだった。

これは所謂アンチの人たちと近いのかもしれないが、

はねるのとびらをしていたときなんかは、若くして売れて調子に乗ってるんでしょ、

みたいに思っていたし、本でもご本人が触れているけれど、

99の岡村さんと考えの違いで衝突した、みたいな話をテレビで見聞きして、

生意気なんだろうな、みたいに先入観を持っていたからだ。

興味本位で出版記念講演会へ

ある日、ぼくが勤務している会社の近くで、

西野さんの「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」の出版記念講演会が行われた。

自分が広告に関わる仕事をしていることと、

単純にミーハーなのも手伝って講演を聴きに行った。

結果から言うと衝撃的だった!

会場は超満員。西野さんが登壇すると前置きもそこそこに喋り始めた。

めちゃくちゃ早口。

キングコングの漫才のような超ハイスピード。

けれど聞き取りにくくはない。

次第にそのペースにはまり聞き入っていることに気付く。

お客さん全体も西野さんの話の引力に引き寄せられているのがまざまざと感じられた。

 

たしか1時間半の予定が、2時間ほどしゃべってくれて大満足!

講演の内容もめちゃくちゃ面白く、笑えるところもたくさんあった。

終わった後にはサインが欲しかったのもあって、書籍売り場に並んでいた。(笑)

本を読んで、すごさを再認識

講演を聴いて満足してしまい、買った書籍はしばらく本棚で眠っていた。

いくつか買っていた小説をすべて読み終わった頃、そろそろ読んでみようかなと、

革命のファンファーレを手に取った。

講演会ももちろん面白かったし、十分理解できたけれど、

活字なら自分のペースで咀嚼できる。

講演会の話も思い出しながら、じっくり読み進めた。

 

たとえば絵本「えんとつ町のプペル」(以下プペル)の話。

5000部売れればヒットといわれる絵本業界で、どうやって32万部も売ったのか。

それは決して偶然ではないし、もちろんタレントが書いたからでも、単純に絵が上手いからでも、ストーリーが面白いからでもない。(こう書くとちょっと語弊があるかも)

そこには練りに練られた戦略がある。

ここからは少しネタバレになってしまうけれど…

まずプペルをつくるとき、どうして絵本づくりは分業制じゃないのだろう

というところから考えたそう。

すると原因は、絵本市場が極端に小さいため売上が見込めず、制作費が用意できないから

だとわかった。

だったらお金を集めればいいどうやって集める?クラウドファンディング。

クラウドファンディングでお金を集める(勝つ)のに必要な要素は?企画者の信用度。

では自分(西野さん)が信用を得るために取り組まないといけないことは?

テレビで嘘をつかないこと。

テレビに出ていると、たとえばマズイ食べ物を食べても美味しいと言わなければならず、

ネットやSNSが普及した現代はその嘘がバレる。

すると視聴者の西野さんに対する信用は減っていく。

だから、テレビで嘘をつかないことを徹底した、とのこと。

つまり、

絵本を売るために最初に取り組んだのが、テレビで嘘をつかないこと

なのだ。

どうして桶屋が儲かったの?

プペルの話を例に出したけれど、

革命のファンファーレに書いてある話からはどれも同じように、

西野さんの、決めたゴール(目標)に対してじゃあ何が必要か、という

元を辿れる(逆算できる)能力がずば抜けていることが分かる。

 

風が吹けば桶屋が儲かる。という有名なことわざがあるが、

イメージでいうと、おそらく大多数の人は桶屋が儲かったと聞くと、

「桶をかじるネズミが最近多いみたいだからねぇ。どうしてだろう?ネコが少なくなっちまったのかねぇ」といった程度なんじゃないだろうか。

ところが西野さんならおそらく「どうして桶屋が儲かったんだろう?」から考えはじめ、「強い風が吹いたからだ」と辿り着く。

きっと因果関係を辿る天才なのだ。

嫌いだったのに…

革命のファンファーレ読了後、すぐに「魔法のコンパス」も買って読んだ。

内容的には革命の〜と被る部分も多いがこちらもめちゃくちゃためになった!

西野さん主催のオンラインサロンには入っていないが、

ツイッターはフォローして、ブログなども読んでいる。

ちょっと前までは勝手な先入観で嫌いだったのに、

今では西野亮廣の一挙手一投足に魅了されている。

 

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