長崎に小旅行に行ってきました。
ぼくが住んでいる福岡からは車で2時間ほどで、それほど遠くないので何度か行ったことがあるため、今回は観光地はあまり回らず、グルメを中心に気になっていたお店などを計画的に回りました。
デートや女子旅にもおすすめの、オシャレで映えるお店もたくさんありました。
それぞれサクッとご紹介します!
中華大八(駅前店)
長崎のグルメと言えば、ちゃんぽんか皿うどんですよね。
ちゃんぽんが食べられるお店は数多ありますが、ググった結果、中華大八にしました。
観光客というより、地元民がよく利用する街の中華屋さん、といった感じのお店です。
13時30分頃にお店に着いたのですが満席。
5分ほど待つと席に案内されましたが、その後も続々とお客さんが来て、多いときは4グループ10人ほどが外で待っていました。
ちゃんぽん到着。
野菜たっぷりで豚肉やイカ、かまぼこが入っていて、太麺のスタンダードなちゃんぽん。
おいしかったです。
中華街にあるザ・観光客向けといったお店より、地元民に愛されるリアルな味もいいなあと思いました。
でも本当は、中華街にある江山楼にも行きたかった。。
こっちは特上ちゃんぽんで1500円!
江山楼も捨てがたかったなぁー。
ひとやすみ書店
食後はちょっとひとやすみ。
ぼくは独立系の本屋さんが好きで、どこかに旅行に行くときは、必ず事前に行きたい本屋さんも探しておきます。
長崎ではこちらのひとやすみ書店に行きました。
住宅やお店が密集したエリアにあって、なおかつお店は2階なので目印は写真の看板だけ。
看板もさりげないので、見落として一瞬通り過ぎそうになりました。
ひとやすみ書店のフェイスブックを見ると、看板に日替わりで本が一冊置かれて、作品の引用文が黒板に書かれています。
しかし! ぼくが行ったときは、写真を見て分かる通り、
引用文はありますが、本が無い!!
盗まれたのでしょうか。それともこの日は置かなかっただけのか?
そして本日の一冊は「桃太郎は盗人なのか?」
もし盗まれたのだとしたら、皮肉な話です。。
階段を上がり店内へ。
店内はかなり狭いです。
階段を上がってすぐのところに小さなカウンターと椅子が何脚かあり、ちょっとしたカフェのようになっているみたいです。
ただ、この狭さと静けさの中でコーヒーをすすれる人間は、かなりの鉄のハートの持ち主です。
本は欲しい物がいくつかあって、こちらの2冊を買いました。
別に珍しい本でもないので、大型書店に行けば大抵置いてそうですが、こういう本屋さんに来ると妙に本が魅力的に見えて買ってしまうのってなぜでしょう…?
Amazonで買った本ってなんか味気ないですが、こういう本屋さんで買うと、なんかいいんですよね。
そして、もうひとつおもしろい物を売っていました。
こちらです↓
何者からかの手紙。
BOOKSOUNDSというお店?会社?のプロジェクトのようで、写真だと小さくて見えませんが、コンセプトは下記のようにありました。
何者からかの手紙
街灯がぼんわりつき始める頃、手を突っ込んだポストの中に手紙が入っていました。ああ、買い物の間に郵便屋さんがコトリ音をたてて置いて行ったのでしょう。この手紙は何者からか。封を切る前にあなたへお分けします。
そして白いポストにはたくさんの封筒が。
「発明家からの手紙」「恐竜からの手紙」「スプーンからの手紙」などいろんなものがありました。
封筒の束をパラパラとめくっていき、どれにしようか選んで、これだ!と思ったのがこちら。
つちのこからの手紙。(笑)
恐竜からの手紙もかなり興味があったのですが、未確認生物つちのこ > 実在した恐竜 になりました。
ちなみに一通150円+税です。
中には小学校などでよく使われていた、灰色の再生コピー用紙が入っていて、4枚に渡ってつちのこが手紙を書いています。
文章量的には星新一のショートショートくらいです。
もっと短いか…3分くらいで読み終わります。
不思議でほっこりする手紙でした。
珈琲・生活骨董 南蛮茶屋
おやつの時間には南蛮茶屋に。
店構えからしてコーヒーが美味しそう。
扉を開けると、黒沢年雄がよくかぶっていたようなニットの帽子に、白髪・白髭を生やしたマスターが、カウンターでパイプに火を着けている瞬間でした。
失礼ながら、「偏屈そうな人だな」というのが最初の正直な印象。
薄暗い店内に落ち着いたジャズが小さく流れていて、静かでかなり大人な空間でしたが、2組の先客がいて、1組は高校生か大学生くらいの女の子2人組でした。
ぼくはレアーチーズケーキ(手造り)&珈琲のセットに。
ぽかぽか陽気だったのでアイス珈琲にしようと思ったら、マスターが、「ケーキはアイスクリームみたいに冷たいから、ホットがいいかもしれません」とアドバイスをくれたので、ホットコーヒーに変更。
偏屈そうだと思ってましたが、親切で話しやすい方でした。
メニューに書いてますが、昔は珈琲のことを南蛮茶と呼んでいたそう。
そしてライト、ミディアム、ストロングの順に苦く濃くなっているとのこと。
ぼくは苦いのが好きなのでストロングにしました。
店内を眺めながらしばし待ちます。照明も大正レトロで素敵です。
5分ほど待つと運ばれてきました。
真っ赤なテーブルクロスに、真っ白なレアーチーズケーキと食器。
わずかな照明が作る濃い影。
画になりますね。
ここが今回の旅の、ひとつ目の映えグルメ。
楽しみにしていたレアーチーズケーキ。
フォークを入れるとホロホロと崩れます。
味はヨーグルトを凍らせたような感じで、かなりさっぱりしていて、たしかにアイスクリームのようにキンキンに冷えています。
酸味はありますが、よく知っているレアチーズケーキのような、チーズ感(濃厚さ、チーズの酸味)はあまり感じず、レモンの香りなどもありません。
少しねっとりしたヨーグルトシャーベット、という表現が近いかも。
さっぱりしているので甘いものが苦手な人でも食べられると思いますし、逆に甘党の人には物足りないかなと思います。
ぼくは甘党なので、一般的なレアチーズケーキが好きかなー。
南蛮茶はストロングでしたが全然苦くなくて、飲みやすかったです。
美味しく飲めました! ごちそうさまでした。
珈琲 冨士男
長崎2日目のモーニングで、珈琲 冨士男に行きました。
9時オープンで、9時30分頃に行くとほぼ満席でしたが、なんとか待たずに座れました。
メニューがこちら。
ぼくはフルーツサンドと珈琲にしました。
お酒が飲めないのですが、スピリット珈琲とかエンゼルドリーム珈琲、アイリッシュ珈琲といったお酒入りの珈琲も。
アイリッシュ珈琲気になります!
サンドイッチの種類も豊富で、野菜サンドやエッグサンド、チーズサンド(これおいしそう!)、バナナサンドなんてのも。
サンドイッチはホットサンドにもできるようで、聞こえてくる注文から推測するに、サンドイッチを2種類頼んで片方をホットサンドにしてシェアする、というお客さんも多そうでした。
フルーツ系のもホットサンドにできるのかな?
数分待ったところでフルーツサンドが来ました!
おいしそう!!!
こちらが2つ目の映えグルメです!
パクリとひと口。
パンはふわっふわで、クリームはホイップクリームともカスタードとも違う感じ…。
そのふたつを混ぜているのか、しっかりコクはあるけど、甘すぎずしつこくなくて、かといって軽すぎない。。
フルーツの酸味ともバッチリ調和していて、とにかくものすごくおいしい!
ちょっと感動しました。
結構量はあるのに朝からペロリと完食できちゃいました。
今回長崎で食べたものでは一番おいしくて驚いたのが、このフルーツサンドでした!
「インスタ映え」が始まって以来、ごろっと大きなフルーツが入った断面を見せるフルーツサンドも流行りましたよね。
ぼくもインスタで人気のとあるフルーツサンド専門店にいって食べましたが、正直全然おいしくなかったんです。
見栄えばっかりよくて、クリームは甘ったるく重い。
2切れ入りだったんですが、1切れで十分…。
それでがっかりした思い出があったんですが、昔から愛されているお店のフルーツサンドは本物でした。
また長崎に行ったら絶対寄りたいお店になりました。
そしてなんとこのお店、遠藤周作の「砂の城」の一節に出ているんですって。
たしかにおいしかった。酸味が少し強い豆のようです。
フルーツサンドに感動したので、つい珈琲豆を買って帰りました。
長崎南山手プリン
会社用のお土産になにか買って帰ろうと思ったので調べたところ、長崎南山手プリンのステンドグラスプリンというのを見つけました。
グラバー園や大浦天主堂に上がっていく坂の途中にあるお店で、ぼくが行ったときも10人くらいが行列を作っていました。
ただ、レジで賞味期限を聞くと、目当てのステンドグラスプリンは当日中とのこと。
他にもプレーンや抹茶味があって、それらは翌日だったり2日後だったりしましたが、結局お土産としては諦めて、自分で買ってその場で食べました。
映えてますね。
3つ目の映えグルメです。
上の層は寒天などでできたカラフルなジュレで、下の層がなめらかなプリンになっています。
こういう映え狙いの商品って、味はイマイチなことが少なくない気がしますが、これはジュレ部分もプリンもかなりおいしかったです!
もう少し日持ちすれば、お土産としてかなり人気が出そうですが、保存料(着色料も)を使用してないから賞味期限が短いようです。
女性も好きそう!これかなりおすすめです!
祈りの丘絵本美術館
長崎南山手プリンのすぐ近くにある、祈りの丘絵本美術館にも行きました。
1階が絵本を売っている、こどもの本の店・童話館で、2階が絵本の原画を展示している美術館(有料)になっているようです。
ぼくは絵本目当てだったので童話館だけ見ました。
昔の懐かしい絵本から最近の絵本まであって、おもちゃや絵本のキャラクターグッズもいろいろ販売していました。
こどもの頃大好きだったぼくのロボット大旅行もありました!
ロボットの内部がわかる断面図があって、コックピットや、お風呂、ベッドなど、ロボット内での生活が見える感じがワクワクしてめちゃくちゃ好きでした。
童話館では絵本は買いませんでしたが、グッズを買ってしまいました。
馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」シリーズの、クリアファイルとステッカーとコップです。
コップはマグカップではなく、幼児が使うようなプラスチックのコップです。
こういうグッズを見て年甲斐もなく、たまらなくかわいいと思って買ってしまう自分がちょっと心配になります。
山の寺 邑居(ゆうきょ)
長崎市内から東に車で約1時間30分。
くねくねの山道を登り、のどかな野良仕事をしているおじいちゃんが親切に道を教えてくれてたどり着いたのが、島原市にあるお蕎麦屋さん 山の寺 邑居。
山の上にあるっていうだけでおいしそうです。
ここには11時30分頃に着きました。
予約無しで入れましたが、着いてすぐに満席になり外で数組待ちだしました。
辺鄙な場所にあるのにかなりの人気店。
地鶏料理、そうめん流し、山女(ヤマメ)が名物のようです。
山女の塩焼きが選べる数量限定のお膳にしたかったのですが、完売してたので豚そばと鶏ごはん、そうめん流し、ピーナッツ豆腐を頼みました。
どれも本当においしかったのですが、水がきれいな場所だからか、そうめんは普段食べるものとはなんか違いました。
そうめんって食べているうちにどんどん伸びてしまって、後半はおいしくない、というイメージがあったんですが、最後までコシがあって、3把くらい食べられそうな気がしました。
あと、この2種類の薬味。
大蒜唐辛子麹(にんにくとうがらしこうじ)と柚子胡椒。
豚そばにもそうめんにもこれが付いてたんですが、いいアクセントになってました。
そうめんって一般的にはすりおろし生姜で、そばは一味唐辛子ですよね?
邑居ではそのどちらもなくて、写真の2つ。
そばには山椒も付いてました。これも珍しい!
銀水
島原名物かんざらしの有名店 銀水。
ここには13時30分頃に着きました。
こちらも運良くすぐに座れましたが、出る頃には外で待っている人もいたので、タイミング次第では行列になるのかもしれません。
もちろん、名物のかんざらしを注文。
ここのかんざらしは、日本名水百選に選定されている浜の川湧水を使っているそう。
浜の川湧水は銀水の隣にあります。
カウンターにはきれいな水が張ってあって、白玉やかんざらしに使うシロップが流水で冷やされています。
店内にはこんなスペースも。これも湧き水なのでしょうか?
とにかく透き通ってきれいでした。
かんざらしが4つ目の映えグルメ。
かんざらしは、こぶりな白玉とシロップだけのシンプルな一品。
白玉はもちもちで、シロップは結構甘い。
シロップは飲み干すものなのか、基本的には白玉だけ食べるものなのかがわかりませんでしたが、シロップは甘くて飲み干せませんでした。
夏に来て食べたらもっとおいしく食べられたと思います。
お店の雰囲気も心地よくて好きでした。
ちなみにぼくたちが座ったカウンターが、前に水を張っているのも見られて写真を撮るには一番の映え席です。
他の席は普通のテーブルなので、ちょっと映えレベルが落ちてしまいます。
ですがこればっかりは、行ったときに席が空いているかという運ですね。
今回の映えグルメは、ぼくもちゃっかりインスタですべてアップしました。
映えてますか?
駐車場は要注意!
銀水付近は路地が入り組んでいますし、車だと通れないような狭さの道もあります。
Googleマップで「銀水」と入れて向かったのですが、案内どおりに行くと車が通れないような道をすすめられました。
そこは回避したものの、ちょっと間違うと車一台(コンパクトSUV)がギリっギリ通れるくらいの道に入ってしまい、戻るにも激狭な道をバックで戻るしか無い、みたいなことになります。
車の障害物感知センサーが何度も反応するくらい激狭です!
なので車に銀水で行くときは必ず、銀水第一駐車場で検索して行ったほうがいいです。
でないと大きめのSUVとかだと立ち往生してしまうかも…。
番外編
会社の後輩へのお土産は、ステンドグラスプリンは諦めて、雲仙名物 湯せんぺいにしました。
オシャレ度の落差はすごいですが、ぼくは好きなパッケージだったので。
中身がどんなのか知らずに買いましたが、きっと、温泉地にはよくある、あの薄いせんべいですよね。
というわけで、今回の記事は以上です。
それではまた次の記事で。