年齢とともにマンガを買って集めることが少なくなったんですが、その中でも数少ない買い集めているマンガのひとつが、入江亜季さんの北北西に曇と往けです。
週刊少年マンガに比べてコミックの発売スパンが長いので、いつも新刊を待ち遠しくしているんですが、いつの間にか最新巻が発売されていたので、ぼくが思う北北西に曇と往けの魅力をご紹介します。
あらすじ
あらすじは1巻の帯から下記に引用します。
舞台はアイスランド島、北緯64度のランズ・エンド。主人公の御山慧(17歳)には3つの秘密があった。
ひとつ、クルマと話ができる。
ふたつ、美人な女の子が苦手。
3つ、その職業は、探偵。
あるときは逃げた飼い犬を連れ戻し、またあるときはひと目惚れの相手を探し出す。愛車ジムニーを駆りながら、胸のすくような探偵活劇が、いま始まる!
こんな感じ。
探偵活劇とありますが、ハードボイルドでもバリバリのアクションがあるという感じではなくて、男女問わず読みやすいと思います。
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北北西に曇と往けの魅力
とにかく画が美しい
まず一番の魅力は美麗な画です。
リアルで写実的な美しさというのではなく、あくまでマンガ的だけど、きれいな線や光の粒が舞っているようなキラキラしたエフェクト?の美しさ。
特にヒロインのリリヤと主人公の弟・三知嵩(みちたか)は美しく描かれています。
少年マンガにはあまり見ないタイプの画で、男のぼくからしたら少女マンガは画がキラキラしすぎて読めないけれど、少女マンガの美しさも持った少年マンガという感じで読みやすいです。
服やライフスタイルがオシャレ
ふたつめの魅力は、登場人物のファッションやライフスタイルがオシャレなことです。
主人公・慧は高身長でスタイル抜群。
サングラスやマウンテンパーカーを愛用していてオシャレ。
愛車は旧車のジムニーで、寝袋やバーナーなどのアウトドアギアも積んでいて、コーヒーを淹れて飲んだりします。
作中でコーヒーを淹れるシーンがよくありますし、焼きたてのウインナーを挟んだホットドッグやバーベキューなど、ちょっとした料理シーンもあります。
ブランケットが掛かったソファに、観葉植物がたくさん置かれた部屋。。
そんな北欧インテリアも魅力のひとつです。
アイスランドに行きたくなる
作品の舞台がアイスランドということで、マンガの中で観光地を巡ったりもします。
寒くて厳しい環境が伝わってくるんですが、同時に自然の豊かさも感じられてアイスランドに行ってみたくなります。
アイスランドといえばブルー・ラグーン。
気持ちよさそうです。
一度行ってみたいな〜。
こだわりの装丁
北北西に曇と往けは、装丁も素敵です。
入江亜季さんのカラーが言わずもがな美しいので、それだけで最高なんですが、上質紙っぽいザラつきのある紙に黒い文字は箔押し。
クラフト紙に白インクも使った、贅沢な装丁になっています。
カバーを外すと、表紙には毎回違うアイスランドの風景が描かれているので、それもぜひチェックしてみてください。
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今後も気になるマンガ 北北西に曇と往け
北北西に曇と往けは、上でご紹介した、
・画の美しさ
・服やインテリアのオシャレさ
・アイスランドの魅力
以外にも魅力がたくさん詰まっています。
慧とリリヤ、ツンデレでクールな二人の関係がどうなっていくのかも気になりますし、本作の大きなミステリー要素・三知嵩のことも気になります。
画だけでなくストーリーももちろんおもしろいので、気になった方はチェックしてみてください。
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ちなみに、TRANSITという旅雑誌があって、写真やデザインもすごくこだわっているので好きな雑誌なんですが、アイスランド特集号もあります。
よくある観光案内の雑誌と違って、観光名所だけでなく、その国の文化やルーツ、アートなども紹介しているので、インスタントにその国のことを知ることができます。
こちらも読むと、慧やリリヤたちの生活がちょっと身近に想像できてワクワクします。
それではまた、次の記事で。
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