書くのがだいぶ遅くなってしまいましたが、秋の有田陶器市に行って来ました。
正式には秋に開催される陶器市は秋の有田陶磁器まつりと言うそうです。
毎年、春の陶器市には行っているのですが、秋には初めて行きました。
春に比べると規模もかなり小さいので、人でごった返すこともなく、気になったお店だけを落ち着いて見られたのでよかったです。
人気の今村製陶 町屋に行って、すすむ屋茶店のマグカップを買ったのでご紹介します。
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秋の有田陶器市で今村製陶 町屋に行って、すすむ屋茶店のマグカップを買いました!

有田の窯元の今村製陶は、jicon 磁今というブランドを展開していますが、今回買ったのはjicon 磁今ではなく、今村製陶が製作を請け負っているすすむ屋茶店のすすむマグカップ。
マグカップにも箱にも今村製陶の文字は入っておらず、すすむ屋茶店のロゴしかないので、いわゆるOEMのようなかたちなのだと思います。
すすむ屋茶店は、鹿児島にて100年続く製茶卸売問屋より派生し生まれた、最高の日本茶のみを扱う鹿児島茶・知覧茶専門店で、本店は幕末に多くの志士を生み出した街、薩摩上之園町にあるそうです。

すすむ屋茶店のすすむマグカップ

すすむマグカップは中央が少しふくらんでいてふっくらしたフォルムで、湯呑に取っ手をつけたイメージだそうです。
確かに取っ手が無かったら湯呑に見えますね。
「日本茶が美味しく飲めるマグカップ」というコンセプトで、飲み口に向かって若干すぼんだ形状によって、飲み物の香りと味を引き出してくれるとのこと。
日本茶以外でも、コーヒーや紅茶など香りも楽しむ飲み物にも合うそうです。
商品バリエーションは以下のとおり。
ぼくが買ったのは生成りの白の小です。
呉須の黒は少しザラザラした手触りで、真っ黒ではなく墨黒というのか、黒に近いダークグレーですが、使えば使うほど黒の深みが増していくので、使い込んで育てることができるそうです。
真鍮製品や鉄のフライパンみたいに、育てていく日用品って惹かれます。
なので呉須の黒も捨てがたかったです。。



すすむ屋茶店の大福茶(おおふくちゃ)

今村製陶 町家では、すすむ屋茶店の大福茶(おおふくちゃ)というお茶も売っていたので、一緒に買ってみました。
大福茶は天歴5年に京都にて流行していた疫病を六波羅蜜寺の空也上人が「茶」を振る舞い下火にさせたことに由来します。これをみた当時の村上天皇が正月に民の無病息災を祈って茶を服したことから現在まで受け継がれているのです。
缶入りやティーバッグなど、いろいろな種類がありますが、お試し用に小包俵型のタイプを買いました。
コロンと小さくてかわいいです。
縁起の良いお茶なので、お祝いごとのプレゼントや引き出物、ちょっとした手土産なんかにも良さそうだなと思いました。


公長齋小菅(こうちょうさいこすが)の茶漉し

陶器市よりだいぶ前に別のお店で買ったものです。
竹で編まれた職人技が光る道具で、風情がありますよね。
紅茶や日本茶を茶漉しに入れて、上からお湯を注いで使います。
これを使って、早速大福茶をすすむマグカップで飲んでみました。
やっぱり日本茶によく合う「すすむマグカップ」
公長齋小菅の茶濾しに1杯分の茶葉を入れてお湯を注ぎます。
ステンレスの茶漉しに比べて網目が荒いので、茶葉も入ってしまうのが少し難点かもしれませんね。




マグカップの白に日本茶の緑が映えてきれいです。
ぼくはコーヒーが好きでよく飲んでいるんですが、日本茶はやっぱり落ち着きますね。
今回ご紹介した道具。
ちなみに使っているケトルはHARIO(ハリオ)のV60 ドリップケトル・ヴォーノです。
小ぶりですし、お湯を細く注げるので今回のお茶や、コーヒーをドリップするときにも使いやすいです。
以前、有田陶器市に行って今村製陶のjicon 磁今を買った記事も書いているので、気になった方は合わせて読んでいただけるとうれしいです。

それではまた、次の記事で。